英雄の書(上)・(下)(宮部みゆき)満足度:☆☆☆★

英雄の書 上 英雄の書 下
主人公は友理子という小学5年生の女の子。ある日、文武両道の大好きな兄が学校で大事件を起こし、失踪する・・・
・・・ここからはファンタジー。オルキャスト(印を戴く者)のユーリとなった友理子は、ネズミの姿をしたアジュと無名僧ソラを従えて、兄を探すために異世界を旅する。
タイトルの「英雄の書」とは、ユーリの兄を魅了して事件を起こさせた存在。上下巻読了した今でも、自分の感性では「何かの象徴」程度にしか感じることができていないが、拘ることなく純粋にファンタジーとして読み切れば良いのだろう。