レッドデータガール5 学園の一番長い日(荻原規子)満足度:☆☆☆

RDG5  レッドデータガール  学園の一番長い日 (カドカワ銀のさじシリーズ)
シリーズ5作目。前作4作目を目一杯使って準備した、戦国時代をテーマにした学園祭が始まり、泉水子は生徒会執行部の一員として黒子衣装で学園内を巡回する。だが、高柳ら陰陽師一団の罠にはまって結界内に囚われ、幼馴染の深行やルームメイトの真響の存在を忘れかけてしまう・・・。
本作の見所は、深行の存在を思い出した泉水子が初めて(?)自分の意思で姫神の力を解放する場面だろう。いや、姫神が表に出てきたという描写は無かった気がするので、泉水子自身の力なのかもしれない。
陰陽師一団に手酷い一撃を加えた泉水子は、真響・真夏三つ子姉弟の亡くなったもう一人・真澄が作った「別の層」に居たが、そこから元の世界に戻る際に、1作目にもあった舞を舞う。これが元の世界に居る全校生徒に見えていたため、「世界遺産候補」となる。らしい。
個人的には「世界遺産」という単語が登場した辺り(3作目だったか?)からストーリー展開への興味が薄れてきてしまったので、次回作は・・・