魔術師の視線(本多孝好)満足度:☆☆☆

魔術師の視線
大手出版社を辞めてビデオジャーナリストとして暮らすアラフォー女主人公・楠瀬薫の前に突然少女が現れて保護を求めた。少女はかつて11歳の“超能力少女”として世間を騒がせた諏訪礼だった。その礼の八百長疑惑を煽ってしまったのが、ビデオジャーナリスト駈け出しの頃の自分だったこともあり、薫は礼を匿う。だが、礼を襲ったストーカーはまさかの人物、薫の恩人で上司でもある親友は怪死、大物政治家や一世を風靡した元・超能力少年まで絡んでいく・・・。
ストーリーに引き込まれて「これは一気読みか?」と思っていたら終盤読むスピードが落ちた。ラストはびっくりしたはずなのに印象が残っていないのが不思議。