ユダの棺(福田和代)満足度:☆☆☆

ユダの柩
沖縄出身で警視庁公安部の刑事・友利守(ともりまもる)は、アフリカの小貧国・マ ムリアからの旅行者を監視するすることになった。友利はマムリアについての基本情報を得るために同国出身の大学教授・バイサコと接触、長い間故国に帰れないと嘆くバイサコに、故郷の沖縄に帰る機会を失っている自分の境遇を重ねて親近感を得ていた。が、公安の尾行を振り切ったマムリア人3人が連続して死亡し、現場の1つではバイサコらしき人物が目撃されていた。
一方マムリアでは、総合商社の駐在員・唐木が、気鋭の若き産業大臣・ムナとタッグを組んで進めてきた、水と電気の巨大プラントプロジェクトが、動き出そうとしていた。が、ムナは突然暗殺され、同時に発覚したクーデター未遂事件の首謀者だったとの情報が流れる。日本に一時帰国した唐木は、日本でのマムリア人連続死を知 る・・・。
 う〜ん、ムナに頑張って欲しかっただけに、終盤は読み進めるモチベーションが低下してしまった。